必要なもの最低限!気軽に始める刺繍のやり方

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はじめに

刺繍を始めてみたいけど必要なものって何?刺繍に興味はあるけど続けるかわからないので買い足すものは少なくしたい…という方向けに、刺繍を始めて1年弱の初心者、横着しがちな私の大まかな刺繍の流れをご紹介します!

この記事を書いた人

自画像代わりのうさぎ

森野

漫画やゲームが好きな社会人。趣味で漫画やイラストを描いています。
仕事でメンタルを病み、休職・退職。その最中にぬいぐるみ制作や刺繍など手芸にハマりました。
初挑戦の感想や自身の制作手順などを記録しています。現在は働きながら合間に手芸をしています。

手芸に興味があるけど難しそうだと感じている方に手芸の楽しさを伝えられたら嬉しいです。

刺繍を始めて日は浅いですが、刺繍には以下の魅力を感じています。

  • ひたすら手を動かすことで気分転換になる。手を動かしているうちに無心になれます。
  • 少しずつでも着実に出来上がっていくのが目に見えてわかるので達成感がある!
  • 自分で描いたイラストや好きなキャラクターのグッズが作れる!!
  • ステッチの種類や糸の本数で印象が変わるので、刺繍でどう表現するか考える楽しさがある!絵を描く、色を塗るに近い感覚で刺繍をしています。

刺繍を始めてみたい方の参考になれば嬉しいです!

前提

本記事は以下を前提として書きました。

  • 刺繍枠を使用します
  • 刺繍の種類はフランス刺繍
  • 薄手の生地に刺繍する
  • 面を埋める刺繍
  • 刺繍したい図案がある(本記事内では図案の配布はありません)

アウトラインのみの場合や厚手の記事の場合は刺繍枠がなくても良いかもしれません
薄手の生地や面を埋める刺繍の場合は刺繍枠がないと布がたるんでしまうので刺繍枠を使った方が刺繍しやすく綺麗に仕上がります。

用意するもの

必要なもの

  • 刺繍枠
  • 刺繍糸
  • 布地
  • ハサミ
  • フリクションペン
  • アイロン なければ ドライヤーでも可
  • スマホ

あるとよいもの

  • 糸通し
  • 接着芯

刺繍枠

手芸店ではもちろん100円ショップでも売っています。大きさは10cm前後がおすすめです

刺繍糸

刺繍するものに合わせてお好みの色の糸を選んでください。
手芸店等で売っている有名メーカーの刺繍糸を購入するのがオススメです。色が豊富で絡まりにくい、仕上がりが綺麗だと思います。
私はDMC(ツヤがある、比較的絡まりにくいと感じる)、cosmo(好みの色味が多い)をよく使用します。
太さは25番刺繍糸を選べばOKです。

100円ショップなどでも複数色セットで売っていますが、メーカーのものの方が絡まりにくいと思ったので、初めはメーカーのものをオススメしています。
(ダイソーの刺繍糸も好きで時々使用しています。)

1〜2本どりができる針(=針穴に糸を2本通せる針)
刺繍針でなくても大丈夫です。針穴が小さいので糸は通しにくいですが、糸通しを使えば問題ないと思います。

私は小学生の時に家庭科の授業で買った裁縫道具に刺繍針が含まれていました。
お持ちの方は探してみると良いかも。

布地

できれば無地、色が薄いもの。(フリクションペンで図案を写すため)
100円ショップでカットクロスを買っても良いですし、不要になったハンカチなどでも良いと思います。

ハサミ

布や糸を切るのに使います。

フリクションペン

図案を布地に写すのに使います。熱で消えるので描いた跡を消すのが楽です。
刺繍をしなくなったとしても当然筆記具として使えます。
できれば赤や青など、刺繍糸と違う色がオススメです。
(刺繍糸と同じ色のペンだと刺繍した箇所がわかりにくいことがあります)

アイロンまたはドライヤー

フリクションペンの跡を消すのに使います。
アイロンの方が早く綺麗に消せますが、なければドライヤーでも消すことができます。

スマホ

図案を映すのに使います。
好きなイラストなどを用意してください。初めはシンプルなものがオススメです。
「刺繍図案」で検索すると無料配布されている図案も出てきます。
お名前や好きな文字でも楽しいと思います。

糸通し

針に糸を通す際にあると便利です。(特に普通の針で刺繍する場合)

接着芯

布に貼って生地を補強するものです。なくても刺繍はできますが、あると生地がたるみにくくなり縫いやすくなります。
私は片面接着、薄手タイプを使っています。

手順

大まかに以下の手順です。

  1. 布地にフリクションペンで図案を写す
  2. 図案に沿って刺繍する
  3. アイロンまたはドライヤーでフリクションペンの跡を消す
  4. 刺繍漏れや気になる箇所があれば追加で刺繍する
  5. 完成!

下のイラストをもとに刺繍した時の様子を撮ったので写真を交えながら詳しく紹介していきます。

モデルは実家のベランダになぜかよく来る猫です。たぶん野良。

布地に図案を写します

刺繍枠に布を挟み込みます

図案を写す際、布地の裏面が刺繍枠の上側になるように挟みます。

生地の裏面です。接着芯を貼っています。
接着芯はキラキラしたほう(ノリが付いている方)を布の裏面にあててアイロンをかけます。
写真では接着芯が小さめですが、大きめに切ったほうが良いです。(接着芯の端がもったいなかったので小さめに切りました。刺繍枠に布を張る際やりづらく、後悔しました。)

刺繍枠です。内側(小さい方)の枠を置きます。
(右上に外側(大きい方)の枠も写っていますが気にしないでください)

布地の裏面が上になるように枠に被せます。

刺繍枠の外側(大きい方)をはめます。布がたるまないように張ります。

図案を写します

刺繍枠を裏返します。図案を表示したスマホも用意。

スマホに刺繍枠に挟んだ布をあてます。図案が透けて見えるので大きさを確認しましょう。
図案の大きさを調整したい場合はスマホを操作して画像の拡大調整を行います。
図案が見えづらい場合は、スマホ画面の明るさを最大にしてみてください。

布地に図案をフリクションペンで書き写します。
スマホと布地の間に透明のクリアファイル等があると安心です。
私はスマホの画面に保護シールを貼っており、フリクションペンで書き写しても問題なかったのでこのまま書き写しています。

図案写し完了です。ちょっと顔が変わりましたが元イラストより可愛い気がするのでよし。

図案を写すときも刺繍枠に挟み込んだほうがいいの?

私は以下の理由から刺繍枠に挟んだ状態で書き写しています。

  • 布がたるんでいない状態で書き写せる
  • スマホに手が触れにくくなり、図案がずれにくくなる

刺繍します

刺繍枠に布を挟み直します

布地の表面が刺繍枠の上側になるように挟み直します。

刺繍していきます

どこから刺繍するかやステッチの種類などは図案によると思うので、刺繍を始めたばかりの頃の疑問点などをまとめてみました。

糸端の処理はどうすればいいの?

色々なやり方がありますが、初めは玉止め・玉結びで良いと思います!!
以下の記事が詳しく解説してくださっていておすすめです。

【刺繍】縫い始め&縫い終わりの糸始末(初心者向け解説!)
1本どりとか2本どりとかどうやって決めればいいの?

図案にもよりますが、私は以下のように本数を決めています。

パーツの大きさ
小さい、細かい1本どり(本数を少なくする)
大きい、広い2本どり(本数を多くする)
パーツの大きさごとの糸本数
パーツの遠近感
奥にある1本どり(本数を少なくする)
手前にある2本どり(本数を多くする)
パーツの遠近感による本数

より手前にあるものを3本どり、4本どりで刺繍することもあります。

ステッチの種類いろいろあるけど何を選べばいい?

図案にもよりますが、最初はアウトラインステッチで主線を縫い、中をサテンステッチで埋めるのがおすすめです。慣れてきたら他のステッチもやってみると楽しいです。

どこから刺繍しはじめればいいの?

私は動物系を刺繍することが多いのですが、顔から刺繍することが多いです。
顔が可愛くできないとモチベーションが下がるので…
図案にもよりますが、主線や顔などの細かい部分やメインとなる部分を先に刺繍するのが個人的におすすめです。


いろいろと書きましたが正解はない!自由!!!で良いと思うので、お好みの方法で楽しく刺繍していただければと思います!

フリクションペンの跡を消します

アイロンまたはドライヤーの温風をあててフリクションペンで書いた線を消します。

消す前の写真です。わかりにくいですが耳や目のあたりに青い線が見えます。

ペンの跡を消しました

気になる箇所を追加で刺繍します

耳と目のあたりが気になったので追加で刺繍します。
修正時は1本どりで刺繍すると追加した糸が目立たないのでおすすめです。

完成!!

刺繍枠にセットした状態で飾ったり、ワッペンやブローチなどに加工したり、眺めたりして楽しんでください!!

おまけ

刺繍を始めたころの感情レポ漫画と好きな動画を紹介します。
これをみて刺繍やってみたい!と思っていただけたら嬉しいです!

刺繍を始めたころの思い出漫画

刺繍を始めた当時の気持ちを思い出しながら描きました。


拙くてもちゃんと刺繍だ…!これ自分で作ったんだ…!と感じたことを覚えています。
達成感を感じる厚み。

遠目で眺めるのもオススメです。うまくいかなかった部分もあまり気にならず、綺麗に見えると思います!

ちなみに実際の作品です。

刺繍したくなるお気に入り動画

見ていて刺繍したくなる動画です。見ているだけでも楽しいので時々見返しています。

ぬいぐるみの顔刺繍についての動画ですが、
基本のステッチについて動画で分かりやすく解説してくださっています。


ここまで読んでくださりありがとうございました!
この記事を読んで少しでも参考になった!刺繍してみたくなった!と思っていただけていたら嬉しいです!

また、不明点、わかりにくい箇所などありましたらコメントやSNSなどでご連絡いただけるとありがたいです~

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