浴衣・着物風ぬい服の作り方 ちびぐるみサイズ型紙配布

はじめに

浴衣・着物風ぬい服(ちびぐるみサイズ)の型紙と作り方を紹介します!

手順を写真とイラスト付きで解説しています。基本的にまっすぐに縫う、ボンドで接着していく作業なので意外と簡単、手軽に制作できます。
ぬい服を作ってみたい方、ぬいに和服を着せたい!という方の参考になりましたら嬉しいです!

※男性用を想定して作った型紙です。女の子にも着せられますが、女性用の着物にあるおはしょり、身八つ口がありません。

背景

以前ちびぐるみサイズの着物・浴衣風のぬい服をメルカリに出品したところありがたいことに購入していただけました。

より簡単に作れる型紙を考えたので、配布します。

型紙

本記事で配布する型紙は『ぬいものアイドルたきゅーと』様の型紙を参考に作成したものです。(利用規約に基づいて改造・配布しています)
ぬいものアイドルたきゅーと様の型紙:EXぬい用晴れ着型紙
『ぬいものアイドルたきゅーと』様のサイトでは型紙のほか、作り方動画も公開されていますのであわせてご参考にしてください。

作り方

アイドルマスターSideMちびぐるみvol.8アスラン=ベルゼビュートⅡ世に浴衣を作った過程を撮りましたので、写真を交えながら作り方を紹介します。

縫製作業はミシンで行いましたが、手縫いでも大丈夫です。

型紙に沿って生地を裁断

まず、型紙に合わせて生地を裁断します。

1. 生地の裏面に型紙を写し取ります。

型紙を写す際はフリクションペンがおすすめです。水で消えるチャコペンの場合、ほつれ止めを塗ると写し取った線が消えてしまうことがあるので…

フリクションペンの跡を消すにはアイロンをかければOKです!

2. ほつれ止めを塗る

写し取った線にほつれ止めを塗ります。ほつれ止めは塗らなくても作れますが、塗っておくとほつれる心配がなくなり、仕上がりも綺麗になります。ほつれ止めはボンドでも代用できますので是非試してみてください!私は丁度ほつれ止めを切らしていたので、ボンドで代用しました。

3. 生地を裁断する

ほつれ止めが乾いたら写し取った線に沿って生地を裁断します。

裁断後の写真。

裁断後の写真

身ごろの端を折り、袖の端を縫う(ボンドで接着してもOK)

  1. 身ごろの端を5ミリ折ります。型紙に記載している折り線の位置で折ると5ミリになります。(下のイラスト「身ごろ作成手順1」参照)
    • 袖の長さはお好みに応じて調整してください。
  2. アイロンをかけると折った線がはっきりつくので作りやすく、きれいに仕上がりやすくなります。
  3. 袖部分を縫います。縫わずにボンドで接着しても良いです。
身ごろの端を折り、袖の端を縫う手順イラスト
身ごろ作成手順1

以下は端を折ったあとの写真です。この後袖部分を縫いました。

端を折ったあとの写真

身ごろを縫う

  1. 身ごろを半分に折り、横(わき腹にあたる部分)と袖の下部分を縫い合わせます。(下のイラスト「身ごろ作成手順2」参照)型紙に記載している折り線の位置で縫うと縫い代5ミリになります。
  2. 身ごろと袖の間に切り込みを入れます
身ごろを縫う手順のイラスト
身ごろ作成手順2

左右の身ごろを縫い合わせる

  1. もう片方の身ごろも同様に作ります。
  2. 左右の身ごろの背中にあたる部分を重ねて縫い合わせます。(下のイラスト「身ごろ作成手順3」参照)
左右の身ごろを縫い合わせる手順イラスト
身ごろ作成手順3

背中の部分を縫い合わせた写真です。わかりづらいですが、左右の身ごろの背中の部分を重ねて縫い合わせています。

背中の部分を縫い合わせた写真

3. 縫い代を割ります(下の写真のように、縫って重なっているところを開く)

縫い代を割った写真

襟を身ごろにつける

  1. 襟の左右の端を5ミリ折ります。(下のイラスト「身ごろ作成手順4」参照)
  2. 襟を縦に半分に折ります。
  3. 身ごろに切り込みを入れておきます。(入れる位置は写真も参考にしてください)切り込みを入れることで、襟と身ごろを合わせやすくなります
  4. 襟と身ごろを合わせます。左右の端と中央をまち針でとめておき、身ごろを軽く引っ張ってのばすと合わせやすいです。(下のイラスト「身ごろ作成手順5」参照)
  5. 襟と身ごろを縫い合わせます。縫い合わせたら縫った面が内側になるように襟を立てます。
襟を身ごろにつける手順イラスト1
身ごろ作成手順4
襟を身ごろにつける手順イラスト2
身ごろ作成手順5

襟と身ごろを縫い合わせた後の写真。身ごろに切り込みを入れています。縫いしろ約5ミリで縫っています。

襟と身ごろを縫い合わせた後の写真内側
襟と身ごろを縫い合わせた後の写真外側

裾の長さを調整して縫う(ボンドで接着してもOK)

この時点で一度着せてみて裾の長さを確認します。必要な長さになるように内側に折り込んで縫います。ボンドで接着してもOKです。
型紙に記載している折り線の位置で折ると5ミリになります。

着せてみた写真。

ぬいに着せてみた写真

折った部分を縫い付けた写真。これで浴衣が完成です!

折った部分を縫い付けた写真

帯を作る

  1. 帯を半分に折ります。この時布の表面が内側になるように折ってください。(下のイラスト「帯作成手順1」参照)
  2. 左右の端を縫います。この後ひっくり返してボンドで接着するので、5ミリ空けておいてください。空けておいたところがのりしろになります。
  3. 5ミリ空けておいた部分を外側に折り、アイロンをかけて折り目をつけておきます(下のイラスト「帯作成手順2」参照)
  4. ひっくり返してボンドで接着し、アイロンをかけて形を整えて帯も完成です!

帯は作らずにリボンを使っても良いと思います!

帯の作り方手順イラスト1枚目
帯作成手順1
帯の作り方手順イラスト2枚目
帯作成手順2

着付けて完成!

浴衣を着せ、帯を結んで完成です!

帯の結び方はお好みですが私は貝の口結び風に結びました

完成写真

生地を選ぶのも楽しい

ぬいぐるみに合った生地を選ぶのも楽しいです!

今回はこちらの生地を使いました!

使用した道具など

よく使っているほつれ止めです。量の調整がしやすくおすすめです。

今回ほつれ止めの代わりに使った手芸用ボンドです。帯の接着やぬい服やぬいぐるみの制作などいろいろなものに使っています。

まとめ

ここまでお読みくださりありがとうございました!
本記事が参考になりましたら嬉しいです!ぜひぬいに似合う生地を探して、作った浴衣(着物)を着せてあげてください。

型紙の配布が初めてなので分かりにくい部分がありましたらご意見いただけると嬉しいです。


この記事を書いた人

自画像代わりのうさぎ

森野

漫画やゲームが好きな社会人。趣味で漫画やイラストを描いています。
仕事でメンタルを病み、休職・退職。その最中にぬいぐるみ制作や刺繍など手芸にハマりました。
初挑戦の感想や自身の制作手順などを記録しています。現在は働きながら合間に手芸をしています。

手芸に興味があるけど難しそうだと感じている方に手芸の楽しさを伝えられたら嬉しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です