転職失敗の末に休職、そこで新たな趣味と出会い、心の支えになった話~前編~
はじめに
約1年前、転職先にうまく適応することができず精神を病み、休職しました。
結局復職できずに退職し、無職期間を経た後、現在は別の会社で働いています。
休職期間に手芸という趣味に出会い、それが休職中や無職期間、そして現在も心の支えになっていると感じています。
その時の経験を漫画にしました。
似た経験をされた方、休職中の方などどなたかの参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
森野
漫画やゲームが好きな社会人。趣味で漫画やイラストを描いています。
仕事でメンタルを病み、休職・退職。その最中にぬいぐるみ制作や刺繍など手芸にハマりました。
初挑戦の感想や自身の制作手順などを記録しています。現在は働きながら合間に手芸をしています。
手芸に興味があるけど難しそうだと感じている方に手芸の楽しさを伝えられたら嬉しいです。
初めての休職
ぬいぐるみを作ろうと思うまでの経緯~転職失敗、心身不調からの休職
休職までの流れ
休職という選択肢は当時、私の中にありませんでした。
上司や人事に相談、産業医面談などをさせていただきましたが、根本的な部分が自分と合っていないと感じていました。
体調面での不安も大きかったため、上記漫画に描いた通り、「このままこの職場にいても自分の体調が悪化する、まともに仕事もできず周りに迷惑をかけるから早く転職先を決めて退職しよう」と考えていました。「無理そうなら転職先を決めずに退職しよう、と思えているからまだ大丈夫」とも思っていました。
周囲に勧められて初めてメンタルクリニックに行き、そこで休職を提案されました。「休職できるなら休みたい」「しばらく何もしたくない」がその時の率直な感想でした。
休職することを決断した、というよりはもう何も考えたくなかった。そして休職することになりました。
休職初期~手芸と出会うまで
休職し始めは本当にほとんど寝て過ごしていました。寝ようと思えば無限に寝られる気がしました。
朝起きて薬を飲むためにご飯を食べて、寝て、お腹が空いたのでご飯を食べて、床に転がって、気づいたら眠っていて…という感じでした。食欲はあった(お腹は空く)のでお湯を注ぐだけで食べられる春雨スープ、パンなどをよく食べていました。
太陽光を浴びるのが良いらしいと聞いたことがあったので、窓を開けて窓際でよく眠っていました。
床に転がって過ごす時間が多く、そのうち風邪をひくか熱中症になるのでは…と思っていました。
何故か布団には入らず、クーラーも使わず、床に転がって横になっていることが多かったです。
好きなことをしてみても集中できない、そもそも休職中に遊ぶことに罪悪感がありました
手芸という趣味との出会い
休職するより前にキャラクターのぬいぐるみ、いわゆる推しぬいを作るためにボア生地を買っていました。
こういうものです。
推しぬいを作った際は小さめのものを制作したため、生地が結構余っていました。
特に白い生地はあまり使わなかったためかなり余っていました。
そこで、昔作ったぬいぐるみをもとに(当時手元に元のぬいぐるみはなかったので記憶を参考に)、ぬいぐるみを作ってみることにしました。
以下の理由からやってみるハードルが低かった、とりあえずやってみたいと感じました。
- 以前にやったことがある、参考にできる動画がある→手を出しやすかった
- 生地がもったいない、これは有効活用!地球にやさしい!→罪悪感が少ない
- 昔作ったウサギをリメイクして親に見せたら自分は元気だと思ってもらえるのでは
ぬいぐるみを作ってみて手芸が趣味になった。自身の変化や現在の状況
ウサギのぬいぐるみを作ってみて、手芸が趣味の一つになりました。
また、現在は別の会社に転職し、どうにか働けています。
続きの漫画は次の記事で公開していますのでよろしければ見てくださると嬉しいです!